設計積算の流れ
このセクションでは、お客様と、弊社とでやりとりされる設計積算の進め方を、実際の事例に基づいて、ご説明申し上げます。(「明日香へのアクセス:その後の進め方」の続きとなります。)
また「FAQ」の「2. 見積と提案について」も併せてご覧下さい。
最初の打ち合わせ
最初の打ち合わせでは、お客様の希望される工事の概要を、お伺いいたします。お客様ご自身についてのこと、新築であるか、リフォームなのか、施工場所は?、工期の希望は?など、事細かに質問させていただくこととなります。
もちろん、「どんなところなの?」と、弊社の様子をうかがいに来ただけ、あるいは資料請求のみの方の場合は、その旨をおっしゃっていただければ、お名前、ご住所などこちらから詮索することはいたしません。お気軽にお申し出下さい。
設計を希望される方には、弊社のプランニングコースについてのご説明をいたします。希望されるプランニングコースをお申し出下さい。「エクステリアのプランに、料金をはらってまでなんて!」と思われる方も、実際に出来上がったプランを拝見されて、お持ち帰りいただくまでは、完全に無償となりますので、どうぞ気兼ねせずお申し付け下さい。じゃんじゃんご相談にのります。
また、作図がほとんどいらない様な簡単な内容でしたら、有料プランニングコース対象外となる場合もございます。この場合は、測量積算のみとなります。
プランニング料金につきましては、「各種プランニングコース」をご覧下さい。
打ち合わせでは、「事前にご用意していただきたいもの」に掲載してある資料に基づいて話を進めていきます。建物の配置図などがあれば、弊社スタッフが、建物と道路の位置関係などを把握してから、アドバイスなどを行えるからです。また「お客様ご相談シート」もご記入いただく場合もあります。(事前にダウンロードしてご記入いただいていれば、省略します。)詳しくは、「プランニングの個別チェックリスト」もご覧下さい。
最後に次回の打ち合わせの予定などを決めておきます。現状、測量設計積算の手間を考えると、他のお客様のプランニングのご依頼状況にもよりますが、およそ1週間から2週間ほどのお時間をいただいております。事情によってお急ぎの場合は、その旨、お申し付け下さい。出来る限り善処したいと思います。(しかしながら、他のお客様の事情との兼ね合いもございますので、必ずしもご希望に添えられるわけではございません。)その後の修正や、ご成約後、製品の発注のタイミングなどを考えると、一般的な規模のエクステリア工事の場合、出来れば、最低でも希望される施工開始時期の1ヶ月以上前には、プランニングのご依頼を賜りたいと思います。
現地の測量
初回の打ち合わせにより、どのような提案をするか方針が決まります。次は現地調査を実施します。(「現調」と省略して言う場合が多いです。)現地調査は、打ち合わせ後1週間以内に、営業か、設計のものが現地へ赴きます。
二階バルコニーの施工や、屋上庭園などの例外を除き、およそ建物外部のみの調査ですみますので、お客様に立ち会っていただく必要はございません。お客様が不在であっても、現調いたします。既に門扉があって常に施錠してある場合や、その他なんらかのセキュリティ対策が施されている(番犬とか)場合などは、あらかじめ解除していただく必要があるので、ご在宅の場合にお伺いするする必要があります。また、不在時に立ち入ることを不快に思われる方もいらっしゃるかと存じます。その場合もあらかじめお申し付け下さい。
現調そのものは、内容によって異なりますが、平均的な提案内容の場合、およそ1時間から2時間以内に終了します。手順としては、既存構造物の配置形状などの測量、地盤高の測量、写真撮影を行っていきます。また敷地周辺の状況なども調査します。
新築物件で建築中の場合は、極力、工務店の邪魔にならないようにいたします。逆に足場や部材があるために測量できない部分も発生します。その場合は、暫定的にその他のデータ(あらかじめいただいた建物配置図など)から補足します。どうしても必要なデータが得られない場合は、足場がはずれるのを待ち、再度調査に赴く場合もございます。そのようなときは、プランニングの開始が若干遅れる場合があることをあらかじめご了承下さい。
第1案の設計積算
測量が終わり次第、設計に入ります。第1案では、ブランのたたき台的性格が強いので、お客様のご要望を最大限取り入れたプランにするケースが多いです。多少予算とあわなくとも、まずご要望を形にするところからはじめます。ただ、あくまでも専門家からの視点でまとめますので、すべてのご要望を無批判に取り入れることはありません。実現可能な方法を提案するように心がけています。
具体的なプランニングの手法、エクステリア設計の考え方などは、「エクステリアプランニングの進め方」をご覧下さい。
第1案は、A2かA3サイズの用紙に、縮尺1/100の平面立面図として作成します。またCGによるカラーイメージパースもあわせて作成します。初回のイメージパースは、お客様にエクステリアの具体的なイメージや、生活空間のイメージを抱いていただくために製作するものです。そのため多少絵画的な処理が施されています。また描き込まれている樹木やファニチャーがプランに含まれていると言うことを示すものではありません。作成される図面のサンプルは、「図面サンプル」をご覧下さい。
作成されたプランは、一度社内で検討後、O.K.であれば、積算されます。見積書は、従来の庭屋さんに多いようなどんぶり勘定にいたしません。細部まで項目を拾い上げた明細書を作成します。
積算も終わり必要な資料が出そろい次第、お客様にご連絡さし上げます。
2回目の打ち合わせ
2回目の打ち合わせは、図面を前にして行われます。まず図面を拝見いただいて、このまま弊社による提案作業を推し進めるか、ご判断いただきます。この時点で、「このプランではダメだ。」と判断いただいたのならば、仕方がありません。プラン料金はいただきません。
既述のように第1案は、ご予算に合わせることよりも、まずご要望を具体的な形にした、という性格が強いものです。ですから、2回目の打ち合わせでは、まず図面から、「要望を図面(あるいは立体)に著すとこうなる」ということを読みとっていただき、「ここがまずい」「ここはそのままで良い」などの判断をしていくこととなります。図面の中には、弊社からの提案部分も多く含まれているはずです。こちらも「このアイデアは良いね」、「こうなると、こうもしたくなるな」、「こうしてもらったが、やはりこうしたい」などの新しい要望が喚起されてくることと思います。そういった新たな要望と、実際のご予算との調整作業が2回目以降の打ち合わせの主要テーマとなります。ごく稀に「最初に提示した予算と全然違う」とお客様に叱咤されてしまうときもあるのですが(これはこちらからの説明不足が原因なのですが)、初回のプランはあくまでもたたき台であるということを、ご了解いただきたいと思います。
初回の打ち合わせでは、どのようなプランが良いのか、どの位の予算が良いのか、さっぱりわからないとおっしゃっていたお客様も、多くは2回目の打ち合わせで、具体的なご要望が出てくるようになります。そのとき、1回目とはまるで違った方向のご要望が出てくる場合もありますが、無理もないことです。多くの方の場合、それまで建築のことで頭がいっぱいで、エクステリアのことまで思い寄らなかったり。イメージパースを見て初めて、「エクステリアってこうなるんだ」と実感されることでしょう。あまり気になさらないでください。
再度の設計、積算
そのままプランニングが継続されることにご了承いただければ、再度のプランニング作業に入ります。成約に至らない場合、プラン料金は最後の最後にいただくことになりますので、まずは継続についてご了承だけいただければ結構です。2003年からの図面有償化以来、この2005年で、2年ほど経ちましたが、現在までのところ、弊社の提案と、ご提案に取り組み姿勢を評価していただき、弊社で施工することまで決意される方(つまりプラン料金の支払いは無し)と、気の済むまでプラン出来る「とことんコース」にと、その場でお支払いをされる方(プラン料は成約後にお返し)が実質2対1くらいです。
弊社のプランニングコースでは、通常、修正の1回目は、無料となっています。これは、最初の打ち合わせだけでは、どうしてもイメージや要望の行き違いが生じてしまったり、お客様の方で要望がまとまりきっていなかったり、と最初から完全なプランを提示することはできないことから、決定しました。
プランニングの期間は、測量やCADでの敷地データの作成などがはぶかれますので、若干短縮されます。プランが出来れば再度打ち合わせ、お客様にご納得いただくまで、おつき合いさせていただきます。2回目か、3回目以降では、施工図となることも見越して、A1かA2サイズの縮尺1/50の大きな図面を作成いたします。イメージパースについても、様々なご要望にお応えいたしますので、お気軽にお申し出下さい。なお実際にCGで作成されるイメージパースについては、「図面サンプル」をご覧下さい。
EX:イメージパースのご要望例
- いろんな素材や色の組み合わせを見てみたい
- 印刷状況や、CGの素材データによって、完全な色調の再現は望めませんが、おおまかなイメージがつかむことの出来るパースを複数ご用意できます。
- 他の方向から見たパースも欲しい
- お望みのままに。打ち合わせの際、お申し出いただければ、打ち合わせのその場で、画面をご確認いただくことも出来ます。
- 実際に施工されるものだけ描き込んで欲しい
- 仰せのままに。内容が煮詰まってきて、最終的な契約内容の確認のために作成するときもあります。
- CGだけじゃなくて、実際の建物とあわせたらどんな感じになるかみたい
- 現地の写真と、CGパースの合成を行います。写真撮影の条件など、難易度が高いので、かならずしもご希望に添えられるというわけではありません。お時間も少し頂戴いたします。
- 手描きのパースが欲しい
- うーむ。なんとかやってみましょう。一応、透明水彩ならなんとかなります。時間は掛かりますけどね。油絵などはちょっとご勘弁(道具は持ってますが完成まで半年くらい掛かりそう)。
- せっかくだから完成したイメージパースを活用したい
- 「サポート情報」の「各種アフターサービス」をご覧下さい。ポストカードなどに加工できます。データもお渡しできます。
Webサポートの活用
最後に、うち合わせの時間がうまくとれないお客様向けに、eメールとブログを活用したサービスをご紹介します。
お帰りが遅くて、なかなか日中打ち合わせに出られない方、仕事で遠方に出張となってしまう方などのために、打ち合わせ専用ブログを作成いたします。またメールでのファイルのやりとりもいたします。現在まで3回ほどネットによるサポートのご要望がありました。そのうち1件は、打ち合わせの途中でご主人がアメリカ出張となってしまったので、専用ホームページを立ち上げて、アメリカと日本の間での打ち合わせとなりました。最終的には、プランニングから竣工まで、ネットを通しておつき合いさせていただきました。
文章と画像(図面はPDFファイル、イメージパースはJPG画像)のみのやりとりとなりますので、意志疎通には双方に多少の努力が必要となりますが、迅速な対応が可能となります。ご興味のある方はお気軽にお申し出下さい。詳しくは「サポート情報」の「Webサポート」をご覧ください。
ご契約
ほぼ図面の内容も煮詰まって、ご予算との折り合いがつきましたら、弊社とお客様の間で契約させていただきます。契約では、弊社担当者、もしくは社長がお客様のご自宅へお伺いして取り交わします。
契約後の施工についてや、工事のサポート体制は、「サポート情報」をご覧下さい。
弊社で作成するお見積は、あらかじめ値引き代などをみこんだ(ふっかけた)見積ではありません。適正な原価管理と通常の企業利益を見込んだ、適正価格の見積であると自負しています。従いまして、あくまでも企業努力で可能な範囲、ということで端数の調整程度の値引きのご相談をいただくことは出来ますが、成約したいがための大幅な値引きはいたしません(出来ません)。あらかじめご承知置き下さい。また計画時には予測できなかった要因のために、施工時に新たな費用が発生する場合もありますが、その場合は、きちんと見積をして、お客様のご了解を得てからの着工といたします。無断で契約内容以上の請求をするようなことはいたしません。
ご予算について、どうしても折り合いがつかない場合、弊社がおすすめしているのは、下記の2つの解決方法です。
- ローンを活用
- 弊社と提携しているローン会社がいくつかございます。どうぞ気軽にご相談下さい。
- 段階的に施工
- 当初にまとまったプランを作成しておいて、予算に応じて段階的に施工していく方法です。
どちらかといえば、段階的に施工していく場合、その工事の都度、余分な経費がかかったり、施工途中で不便な思いをしなければならなかったりするので、ローンを活用されての一括施工をおすすめしています。金利分を考慮しても、一括で施工された方が、最終的なコストは下げられると思います。しかしまあ、なにぶん、ご予算あっての工事ですから、なんなりとお相談ください。
このあとは引き続き、「エクステリアプランニングの進め方」もご覧下さい。